2018年4月6日金曜日

レコーディング5日目。



化学調味料がどうとかあんまり考えたことはないが近年好きになるラーメン屋の類は全て所謂「無化調」。しかも選んで入ってるわけではないからもしかしたら体が無意識に欲しているのかもしれないがこんな汚染にまみれてただれた地球に生きていて体に善いことなんて一つもないと感じる。

昼飯。
お馴染み中野大勝軒。
諸説あるがつけ麺発祥の店にていつもの肉入りつけそばを。
ああ安心安定の美味さ。
20年近く前に「なんだこのお湯に醤油を溶かしたみたいな薄い味は」と言い放った自分に往復ビンタを食らわしたい。

しかしこの強風。
しかもなぜ向かい風。
そして後輪パンク。
きっと往年のタムちゃん(a.k.a ナチュラルボーンシューゲイザー)ならこの瞬間「フ○ーーーック!!」と叫んだに違いない。
事故現場が偶然行きつけの自転車屋の近所だったのは不幸中の幸い。

スタジオに辿り着いたらそんな俺のすったもんだとは全く関係なく作業は進んでいるらしい。




高野さん佐藤さんが次から次へとナイスなテイクを出しアルバムは完成へと着実に近づいている。
そして俺はまたペン(HB)を手に取り手塚治虫先生や藤子不二雄先生に憧れていた鼻垂れ坊主の頃を思い出し奮起するがもはや思い出せるような大したエピソードもない。なんせコロコロコミックの四コマ漫画に投稿したくらいのことだから。
未完にて絶筆宣言。






作業場に戻ると高野氏の歌入れ。
俺たちは鬼塚のセコンドに立つ鶴太郎よろしく「いいよ!いいよ!」と盛り立てる。

いやまだまだもっともっと
と何度も何度も挑み曲に魂を吹き込む哲。
己の体一つで全てを表現するボーカリストって本当に凄い、と鬼気迫り執念すら感じる彼の背中を見て改めて思う。

これまでの暗黙の作業終了時間を過ぎてもまだ終わらない終われない終わりたくない。





本日の最終工程。
こんな夜更けにおじさん達がえづきながらも大声で叫び倒す光景それは滑稽。
今度は逆に高野氏がブース内のコーラス隊に「いいよ!いいよ!」と檄を飛ばす。

先日「力作」と書いたがプラス「意欲作」とも付け加えたい。

帰り道若干追い風ながらも生温い風の中、またもや小田和正聴きながら帰宅。





ブース内の熱演に呼応もしくはセッションするかのようにポリポリポリポリポリ・・・・と次から次へとスナック菓子の袋を空にしてゆくアスリート弘行氏。


 


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