ラベル THE BLACK COMET CLUB BAND, の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル THE BLACK COMET CLUB BAND, の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2018年9月14日金曜日

邂逅。





また雨だ。
始まりはいつも雨だ。

"離脱"が発表された翌日。
いつものように一人スタジオに入り叩く。
年間この一人スタジオに幾ら費やしてるんだろ?とか野暮な事は考えまい。

まだ俺にはやれる事があるしやりたい事があるしやるべき事がある。
なんて小難しい事は一切考えずただ叩くのよ。叩くのが好きなんだもの。
日々のこもごもも阿鼻叫喚も酒池肉林もドラムを叩く時だけは全てを忘れられる。

次の俺の舞台は9/30は新宿LOFTだ。
子供の頃から憧れ焦がれたTHE ROOSTERS大江慎也還暦祝いだ。
俺以外は全員オリジナルルースターズだ。
これがどういうことか容易に想像できると思う。












XA-VATが大好きでして。
LOFTにも行きたかったんだが時間的に無理もあり。

一人スタジオで頭から煙を出し悶絶した時間を終えHIGHにdipを観に。
いやはや今夜のdip素晴らしかった。
dipはあまりHIGHでやることがないけどヤマジさんのギターが天井まで突き抜けて最高に気持ちよかったしバンドの状態がとてもいいんだろうなという事が伝わってきた。

中打ちで愉快に呑んで帰宅。
ヤマジさんとはまた近いうちにJUST FOR ONE DAYで一緒だね。
10/27代々木ワンマン、11/4札幌だ。
楽しみだね。








dipを観る前に時間を巻き戻す。

一人スタジオを終えHIGHまでちょっと時間があったのでいつもの中華屋にて棒棒鶏をつまみながらメールを打っているとコンコン!とテーブルを叩く音。
ビックリして顔を上げると目の前に高野哲が立っていた。

何してんの?

 
いや、個人練習入ってdipまで時間があったからさ
というか何してんの??



俺は用事があって通りかかったらKAZIいたからさ!
(用事済ませたら)ちょっと戻ってくるかも!じゃね!



お、おう! (そしたらちょっと呑もっか)

結果彼は戻って来なかったし俺もライブ開始時間が迫ってたから待たずに店を出た。
その後もお互い連絡しなかった。


思いもよらぬの再会だったが理想としては俺がTHE BLACK COMET CLUB BANDもしくはTHE JUNEJULYAUGUSTのライブ直後の楽屋に押しかけ「高野哲さんですか?俺
のバンドのCD聴いてください!」と20年近く前、哲と初めて池袋手刀の楽屋で会ってREDЯUMのCDを渡した時と同じシチュエーションでまた再会したい。

2018年6月1日金曜日

強烈な作品との出会い。




快晴。
おっととっと、というか完全に夏ですね。
もう梅雨はナシ!ってことで満場一致でいいんじゃなかろうか。

戒めのウォーキング。
今日は目指す場所決めてた。
気になったらすぐ行かんと人生は待ったなしだ。
練馬区立美術館へ。

池田龍雄展を観た。

強烈

の一言。
はっきり言って衝撃だった。
持ってかれた。
しかも現在90歳!感服。

きっとこれから好きな画家を聞かれたら俺は池田龍雄と答えると思う。
いや答える。
経歴も含め全てが凄くて胸にズシンを響いたし観ながら頭の中でいろんな音楽が流れた。
できればもう一回観に行きたい。


もう一箇所。
中野ブロードウェイを目指す。
「マカロニほうれん荘 原画展」を観に。
実際は世代ではない。
当時はまだ小学生くらいだったと思うから熱心に読んでたわけではないが興味があったから向かった。


大好きなセイジ兄さん。



着いたのは開場の12時ちょっと前。
既に凄い行列。
同じく観に来ていたセイジさん&MARCHに偶然な遭遇。
物販に並ぶ人の多さをと会場の狭さとですし詰め。不快指数∞。

全然ゆっくり観れずに残念。
でも完全に世代のセイジさんがとても満足そうでよかった。

二人と別れ再びウォーキング。
練馬、中野、杉並と回ったが案外距離は伸びず。




ロートタム入れとして新調したキャリーバッグも快適。(ジモティーで入手)

夜はツアー直前に追い込みリハ。
詰めたり確認したりアレンジしたり。
はじめちゃん絶好調だったなぁ。
なくてはならないムードメイカーだね。

ニューアルバムの曲たちをこれでもかと反復。
だいぶ体に染み込んできた。
とてもいい感じ。

心地よい疲労感で帰宅。
明日は東京新のんき舞台本番だ。
楽しんで叩こう。






2018年4月18日水曜日

下北沢の夜。


下北沢。
結構な数来たことあるのにいつも飯屋に困り結局サイゼリアに落ち着くかウロウロしていたずらに時間が過ぎるかのパターン多し。

初「そると」にてつけそばを。
美味い。しかも麺が。
最近ラーメン外さないなぁ。
満足したところで本日の会場下北沢GARDENへ。

お呼ばれしたイベントで出演者もそしてもちろん機材も多くかなり賑やかなリハ風景。

本日の出番はトップ。
対バン形式で出演者が観ているリハは特に燃える。
中音が爆音で早くも耳が潰れた。

なんだかんだですぐに出演時間。
個人的にはワンマンなどよりこれくらいの演奏時間の方が体力的に疲れるような気がするのはペース配分考えず全力疾走するような感じだからか。

前回の「最高」は模倣せずまた新たな気持ちで挑んだステージ。
機材トラブルもあったがそれすらも演出の一部としてビクともせず、また久しぶりの曲もあったりして楽しみながらアツい演奏ができたと思う。

こういうイベントにもっといっぱい出演していろんなまだ我々のことを知らない人と出会いたい。



入った居酒屋で田口トモロヲさんと居合わせ阿波おどり好きのトモロヲさんと阿波おどりの話やら少しの間だったが楽しい酒だった。


四月の6本中2本が終了。
ここからの4本は全て別バンド。
一つ一つ確実にそして楽しみながら演奏しようと思う。




本日のローディーは昭和のヤンキー感満載のゆーじろー。

PLASTICZOOMS JUNとfox capture plan司という珍しい組み合わせで顔を出してくれた。ありがとう!



シリーズ 今日の一枚♫: CHRIS DAVE AND THE DRUMHEDZ「CHRIS DAVE AND THE DRUMHEDZ」(2018)

現代最高峰ドラマーと呼び声高いCHRIS DAVEのすこぶる気持ちいいアルバム。
同い年だ・・・俺も頑張らんと。

カッコイイ

2018年4月15日日曜日

最高の意味。

Way To 2000!

起きてまた高円寺へ。
私は一体一年のうち何日高円寺にいるんでしょ?
住んでしまえばいいのに。

お馴染みHIGH
お馴染みDJ ISHIKAWA企画
年に一度の風物詩なのか騒音寺との2マン
不快感な要素が一つもない。

リハから何も問題なし。
思えばリハで問題あったことなんてこれまでの音楽人生であっただろうか。
そこまできてジタバタするやつは事前に準備ができてない証拠だ。
って、あ!あったわ・・・偉そうな前言完全撤回。



手を振るというか一人万歳みたいになっとる・・・

いつもいつも
もっと無茶苦茶やりゃよかった
って思う。
本気でやってるからそれはきっと伝わるだろうから。

思い上がってるわけでも何ともなく昔から何でもいいのだ。
PAが誰だって場所が何処だって対バンが誰だって何でもいいのだ。
責任転嫁したくないから。
だから自分のビートだけを信じてる。
全然変わらないよ20代からそうい気持ちで叩いてるから。
良い環境に越したことはないがそれは俺にとってオマケのようなご褒美のようなもの。

 
最高だった!
と胸張ってしかも全員そう感じることができるライブはそんなに頻繫にあるものではない。
でも
最高だった!
と楽屋に戻り5人がっちり握手した。



原因?要因?は何かわからないしまぐれかもしれないが熱のこもったストレートな演奏ができた。
いつもは一瞬で終わるように感じるのに今夜はとても長く感じたし終わるのがもったいないような気がした。

とにかく最高を更新。
また塗り替えよう。

なんて微妙な表情してるんだ俺・・・
そしてex.シナロケ、ex.ARBの浅田さんが観に来てくれて嬉しかったな。
浅田さんは俺がARBに憧れて福岡から上京した19歳の時練馬富士見台のガソリンスタンドで働いてた時にいきなりバイクで来たんだ。俺は二度見した。「マジか東京ってすげぇ・・・」

そしてガソリンを注ぎながら「すみません、ARBの浅田さんですよね?」と聞いたら「はい」と。
そして俺は「お代はいりません!」と。

何年か前20数年ぶりに会った浅田さんにその話をすると「あの時の君かー!」と憶えてくれてて。
で、今日観に来てくれてすげぇ嬉しかった。

「最高だった!」と親指を立ててくれた。
ex.モッズ(正確には前身バンドの開戦前夜)でサンハウスでシナロケでARBでHOTEIや山下久美子で弾いててホントに好きなベーシストだから「なんか一緒にやろうよ」の言葉が嬉しかった。
好きなことをしつこく好きと言い続けてきてよかった。

2018年4月7日土曜日

レコーディング6日目。


今朝も随分暖かい。
というか暑い。

観れるタイミングなんてないのにうっかりレンタルしてしまってしかも返却日が本日。
このまま返却したらもったいないお化けが出そうだから早朝映画鑑賞。

「MOTHER!」
全く予備知識無し。
でもジョニファー・ローレンス、ハビエル・バルデム、エド・ハリスというなんとも大好物キャスティング。で、「ブラックスワン」の監督。期待大。

冒頭から最後まで無礼で不愉快な登場人物ばかり。
正直途中で主人公がかわいそうになってきて最終的に「なんなんだよお前らは?」と失笑してしまった。
鑑賞後インターネッツで映画通の解説を読んであぁそうなんねと。
その宗教的背景は日本人のしかも無神論者の俺にはわからるはずもなく。
でもいろんな意味で印象に残るすごい映画だった。

いつもの川沿いを。
頭の中に凝り固まったものも歩くと晴れる気持ちのいい時間。

歩きながら429手刀のDJ選曲を。
iPhoneでステージ上の転換風景を想像しながら1人盛り上がる。
三つくらいの方向性を考えたが最終的には難しいことは考えず自分の好きな曲流そうという所に一旦落ち着いた。
N.E.Sが出る前に矢沢永吉、CQが終わった瞬間にBOΦWY、
それでええじゃないかと思う。
怒られるかな?
怒られたら謝ろう。

とかなんとか言いつつ前日くらいまではもうちょっと悩もうか。
せっかくのご指名だから最高の空間にしたいね。
しかしこの作業って学生時代に自分のベストな選曲をカセットテープに編集してたあの高揚感にとてもよく似ている。

ま、429をもってまた無期限活動停止だが。



レコーディング6日目。
土台となる音はほとんど録り終えてはじめ氏の鍵盤を中心にボーカルのハモりやギターダビングなど本日も作業は円滑に進んでいる。

一度は絶筆宣言したが撤回して再びペン(HB)を手に別室にてお絵描きタイム。
今日描き上がらなかったら明日にでも軽井沢辺りの老舗旅館に自ら缶詰しよう。

断片的なアイディアがふと繋がりいい感じのイメージが湧いてからは夢中で描く。
途中呼び出されてツインドラマーでとある曲のコーラス録り。
いい感じのがなりができた。

絵もあらかた完成に近づいた辺りで「○○(俺が好きだと言った曲)を歌うから聴いてもらえる?」と。

素晴らしいテイクを連発。
流石だ。




今作のレコーディングは今までと何かが違う。
何が違うとはっきりは言い表わせないし、俺がちょこちょこ現場を離れているせいがあるから気のせいかもしれないが。
哲のレコーディングに取り組む姿勢が今までと違うような気がする。もちろんいい意味で。
何かが吹っ切れたようにも見えるしバンド内もメンバーそれぞれの役割やキャラや呼吸やらがよい位置に収まってきたようにも思えるし。 気のせいかもしれないが。

代官山から山手通り経由で井の頭通りの帰り道。
人も多いしやたらと酔ったカップルと警察官が多い。
あぁ今日は土曜日なんだね。



シリーズ 今日の一枚♫:ARB 「ROCK OVER JAPAN」(1987)

凌とキース以外のG.B.Keyで11人メンバーチェンジしているARBだがどの時代も好きで音楽性も時代に呼応してコロコロ(いい意味で)変わるのも嫌いじゃないし振り返って聴くと興味深い。白浜時代は特に試行錯誤が伺えておもしろい。


 
齢四十五にして初めてクイニーアマンという食べ物を知る。クイニーアマン…クイニーアマン…愛人ラマン…

2018年4月6日金曜日

レコーディング5日目。



化学調味料がどうとかあんまり考えたことはないが近年好きになるラーメン屋の類は全て所謂「無化調」。しかも選んで入ってるわけではないからもしかしたら体が無意識に欲しているのかもしれないがこんな汚染にまみれてただれた地球に生きていて体に善いことなんて一つもないと感じる。

昼飯。
お馴染み中野大勝軒。
諸説あるがつけ麺発祥の店にていつもの肉入りつけそばを。
ああ安心安定の美味さ。
20年近く前に「なんだこのお湯に醤油を溶かしたみたいな薄い味は」と言い放った自分に往復ビンタを食らわしたい。

しかしこの強風。
しかもなぜ向かい風。
そして後輪パンク。
きっと往年のタムちゃん(a.k.a ナチュラルボーンシューゲイザー)ならこの瞬間「フ○ーーーック!!」と叫んだに違いない。
事故現場が偶然行きつけの自転車屋の近所だったのは不幸中の幸い。

スタジオに辿り着いたらそんな俺のすったもんだとは全く関係なく作業は進んでいるらしい。




高野さん佐藤さんが次から次へとナイスなテイクを出しアルバムは完成へと着実に近づいている。
そして俺はまたペン(HB)を手に取り手塚治虫先生や藤子不二雄先生に憧れていた鼻垂れ坊主の頃を思い出し奮起するがもはや思い出せるような大したエピソードもない。なんせコロコロコミックの四コマ漫画に投稿したくらいのことだから。
未完にて絶筆宣言。






作業場に戻ると高野氏の歌入れ。
俺たちは鬼塚のセコンドに立つ鶴太郎よろしく「いいよ!いいよ!」と盛り立てる。

いやまだまだもっともっと
と何度も何度も挑み曲に魂を吹き込む哲。
己の体一つで全てを表現するボーカリストって本当に凄い、と鬼気迫り執念すら感じる彼の背中を見て改めて思う。

これまでの暗黙の作業終了時間を過ぎてもまだ終わらない終われない終わりたくない。





本日の最終工程。
こんな夜更けにおじさん達がえづきながらも大声で叫び倒す光景それは滑稽。
今度は逆に高野氏がブース内のコーラス隊に「いいよ!いいよ!」と檄を飛ばす。

先日「力作」と書いたがプラス「意欲作」とも付け加えたい。

帰り道若干追い風ながらも生温い風の中、またもや小田和正聴きながら帰宅。





ブース内の熱演に呼応もしくはセッションするかのようにポリポリポリポリポリ・・・・と次から次へとスナック菓子の袋を空にしてゆくアスリート弘行氏。