2019年3月14日木曜日

こういう人に僕はなりたい。


職人気質というかいぶし銀というかそういう感じのものに惹かれてしまう。派手なエンターテイナー的なものにもたまには傾くが。 
 
先日の世田谷美術館で見たポスターに心奪われ目指すことにした。 
しかしなんという俺好みの地味な内容。 
 
アプリに住所を入力しようとするも読めない…ここは世田谷区民の実兄に連絡だ。 
 
「弦巻ってなんて読むと?」 
「そらつるまきったい!」 
 
つるまき。 
東京出てきて26年まだまだ知らないこともあるもんだ。 
 



日本中の民家を描き続けた画家 向井潤吉「民家の旅」を求め世田谷美術館分館へ。 
分館とは生前に氏が使っていたアトリエが寄贈された一軒家。 
 
平日の昼間にこんな地味な絵画展を観に来る人なんているのか? 
いました俺が。 
 
全てを観終わるまで誰も入ってこなくて独り占めした贅沢な時間。 
じっくりゆっくり絵を観ながら描かれた時代のことを想像する。 
心が静かになる優しい時間だった。 
 
帰宅する頃にはすっかり日も暮れて。 
 


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