2018年6月9日土曜日

TOUR「THE WILD BUNCH」①千葉LOOK。

 
新しい朝がきた希望の朝だ。
ツアー初日の朝だ。

3日前から宅のネットもWiFiも繋がらない。
意味がわからない。
PCってなんでもできる魔法の箱じゃないのか?
それがうんともすんとも応答しないから無条件降伏。
JCOMに連絡してもどうやら作業員さんが来宅して修理するしかないと。
しかしこちらもすぐさまダウンロードして覚えなきゃいけない曲がある。間に合わないから記憶と想像で頭の中で反復して叩き込むしかない。参った。
PCやiPhoneがないと何もできないなんて情けない。

 
 
諦めて早朝映画。
「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」

こりゃよかったな。やはり女優安藤サクラ好きです。もちろん主役3人素晴らしかった。
ロードムービー好きとしても楽しめた。
朝から観るにはちょっと重かったけど…

ツアー初日出発直前に高橋浩司先輩と電話で話した。
俺にとっていつでも全て優しく受け入れてくれる兄貴だ。
コウジ同士にしかわからないことがあるんだ。

よく友人に「ライブ遊びに行くよ」と言われるが20年ずっと一貫して返す言葉が「いや、遊びに来ないで、真剣にやってるから」だ。きっと何気ない悪意のない言葉とはもちろん理解している!遊びじゃない。遊びとするには代償の大きすぎる生業だから。どんな職業だって遊びでやってないもんね。

俺はいろんなもの犠牲にして人生の全部を注いでるからとても遊びなんてことは俺からは言えない。
いや、まぁ気楽に観てくれればいいか。支離滅裂。



 
 

快晴。
 
本日はかなりタイトなタイムテーブル。着いたらすぐリハでそれからすぐ本番だ。

新旧織り交ぜたツアー初日のセットリスト。
ねじ込んで叩き込んだ成果が問われる瞬間だ。
だのにリハでは細かいミス連発。
こんなんだったらもう二度と個人練習なんて入らない!足掻いたって結果は一緒じゃないか!

はぁ悔しい。
個人的に掲げるこのツアー(いつでもそうだが)のテーマは完璧な演奏。

ノーミスは当たり前、その先の何かを出し切りたい。

何故多くのバンドが千葉LOOKをツアー初日に選ぶのか俺にはわからないが今日少しわかったような気がする。

ハッとしたりグッとくる瞬間がたくさんあり始まるまでは長いかなと思っていたセットリストも実際にはあっという間に終わってしまった印象。

楽しかった!という感想はあまりにシンプルすぎるし陳腐かもしれないがそれに尽きる。
メンバー一人一人の顔をよく見て演奏をした。
風間氏との連携は近年で最も良かった気がするし調子も悪くはなかった。そしてこのセットリストもっともっと良くなるぞという手ごたえを感じた。

実は昔からツアーで毎回同じセットリストというのは個人的に好きではなく自分のバンドでも必ずどこかメニューを変えたり変化をつけていたんだが今回はなんだか違う。

「何回も何回もこのセットリストでやりたい」と思った。こういう気持ちも初めてだ。

打ち上げは近所の居酒屋にてLOOKヒロシ店長とメンバーとスタッフと。
あえて反省などはせずにゲラゲラと笑い今後の展望を話した楽しい呑みだった。

起こされたらそこは深夜の杉並区。
最高のツアーにしよう。
いやきっとそうなる。
はず。 



はじめ!誕生日(イウ゛)おめでとう!





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