先日の世田谷美術館で見たポスターに心奪われ目指すことにした。
しかしなんという俺好みの地味な内容。
アプリに住所を入力しようとするも読めない…ここは世田谷区民の実兄に連絡だ。
「弦巻ってなんて読むと?」
「そらつるまきったい!」
つるまき。
東京出てきて26年まだまだ知らないこともあるもんだ。
日本中の民家を描き続けた画家 向井潤吉「民家の旅」を求め世田谷美術館分館へ。
分館とは生前に氏が使っていたアトリエが寄贈された一軒家。
平日の昼間にこんな地味な絵画展を観に来る人なんているのか?
いました俺が。
全てを観終わるまで誰も入ってこなくて独り占めした贅沢な時間。
じっくりゆっくり絵を観ながら描かれた時代のことを想像する。
心が静かになる優しい時間だった。
帰宅する頃にはすっかり日も暮れて。
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