雪が降る。
雨が降る。
まだ外は真っ暗な早朝にホットサンドを焼く。
台所は外のように寒く吐く息も白い。
小雨降る井の頭通り朝六時半。
いつもの酒場の暖簾をくぐり、あれぇ?偶然!なんて白々しくも酌み交わし語る。
やはり西村賢太私小説面白い。
夢中になって読んでしまう。
主人公の地を這うような情念と乱暴さ、浅ましさとどこか憎めない正直で自由な生き様に自分を投影させて最終的に好感すら抱いてしまうから不思議。
午前中ラジオで男が「だいたい男がロックを始める動機は女性にもてたいという気持ちからですからね〜」と言った。
男の顔はもちろんラジオだからわからないけどきっとニヤニヤ訳知り顏で語ってたんだろうとわかるしなんかムカッときた。
俺はパンクロックに憧れてロックを始めたんだ!
「なんで俺の気持ちがわかるの?!」って感動して胸がアツクなった時の事は忘れられない。
だから女にモテたい為にロックを始めたんじゃない。
断じて。
絶対。
多分。
きっと。
0 件のコメント:
コメントを投稿