汗ダラダラでスタジオに到着。
作業は始まるが前日に録り終えた俺と勝さんは賑やかし担当として立ち会う。
灼熱の空とは微塵も関係なくクーラーの行き届いた薄暗い涼しいスタジオ内で一日中作業していると日時や場所や世間からも隔離されて今自分が何をやってるかわからないような感覚に陥るのが不思議と気持ちいい瞬間がある。
レコーディングは基本的に好きだが底抜けに楽しいものでもない。
一回のステージで熱を放出するライブとは違い丸裸にされ否が応でも自分と向き合わなきゃならない苦しい時間が続く。だからこそそのトンネルを抜けた時に何ものにも代え難い喜びはある。
歌入れはすこぶる順調で改めて哲の高いポテンシャルに唸る。
俺はというと勝さんや風間さんとブースの中の2人を応援したり談笑したり読書しながら作業を見守る。
日も暮れて綺麗な空を見ながら哲と2人タバコを吸いながらこの音源の手応えを話した。
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