レコーディング2日目。

真面目に曲を予習する人を邪魔する
 

昨夜日付け変わる頃にスタジオを出てチャリで帰った。
気温も高く急ぎながらもゆったりと漕ぎながら。
RCを聴きたかったがiPhoneに入ってなくまた別のライブのセットリストを聴きながら心地よい疲労感で帰宅。
長時間イヤフォンでクリックを聴いていたからまたもや難聴に拍車がかかる。
いつか聴こえなくなるんじゃないかという不安が拭えない。

起きたらまた快晴で散らかった部屋を掃除したり洗濯したり寅さん観ながらお好み焼きでも食べたいな、なんて妄想を振り切り今日も出発する。

2日目は風間氏のリード曲から。
今日は俺が外野になって風間氏を盛り立てる役目だがそういうのは苦手なので聴こえない耳で哲や勝さんと風間氏の演奏をチェックしながらOKやらやり直しやら厳しくも激しい時間は続く。
 

俺は一体こんなとこで何をしてんだ
とたまに思ってしまう。
誰に届けるために、誰に聴かせるために。
昔はもっと明確にあったような気がするが。
それでも生きてる実感を得る為に叩き続ける。

…とかなんとか余計なことを考えながらみんなの演奏を見守り無意識にルマンドをパクっと食べてしまい「あ…」
と声が出る。

プチ断食強制終了。



ビフォー

アフター

スタジオ入りして10時間経過。
その間ずっと集中して叩き続けた風間氏は抜け殻のようになってしまった・・・
でもきっと彼の記憶に残るレコーディングになったはず。
お疲れ様でした！

よし後は任せとけ！
とようやく俺の出番。
早く終わらせることが決して目標ではないがダラダラやるのが合わない性分。
バシッとスパッと斬る！
と、言うほど華麗にはいかなかったが自分のやるべき事はわかっているつもりだ。
昨夜同様に超集中で残りの曲を終了。

今夜も日付が変わった頃にスタジオを出てまだまだに大勢で賑わうマナー知らずの若い花見客どもに舌打ちをしながら先ほどまでの爆音まみれから一転「自己ベスト」by小田和正を聴きながら生温い風が吹く山手通りを漕ぎ帰宅。


作業はまだまだ続く。